カリキュラム

Curriculum

2017年1月21日講義

■報告

講師:広瀬 正彦(日本政府観光局(JNTO)インバウンド戦略部)

■「インバウンドの現状
急激に伸びるインバウンド市場。その現状を学ぶとともに、問題点、今後の課題を考えるともに、2020年東京オリンピック後の展望を考察する。


【受講後の感想文】

■1班
日本政府観光局インバウンド戦略部の広瀬様の講義は、訪日外国人旅行客の現状と今後の観光産業の展望を考える上で大変参考になりました。狭義の観光業だけでなく、日本のあらゆる産業や暮らしそのものが外国人旅行者にとって観光資源になり得るのだということを改めて考えさせられる良い機会となりました。
また、誘客の数値目標だけでなく、消費額の増加に向けたオールジャパンの政策が今後の課題であることも理解できました。地方には、まだ知られていない魅力的な観光資源が沢山あります。外国人旅行者は自らのネットワークや口コミ情報を片手に地方の魅力探訪に出かけることでしょう。問題は、地方にはインバウンド需要を支えるサービス人材が不足しているということです。サービスの生産性を上げる工夫がこれからますます求められるのでありましょう。そんな事を終始考えさせられる講義でした。


■2班
今回の講義を受けるまで、失礼ながら、日本政府観光局(JNTO)の活動内容を良く存じあげませんでしたが、広瀬様のお話をお伺いし、非常に精力的にかつ綿密な戦略を練りながらインバウンド 事業に取り組んでおられることを知り大変心強く感じました。
また、「観光立国」から「観光先進国」を目指すためのビジョンと課題を数字データや具体例とともにお話頂き、旅行業界引いてはオールジャパンで取り組む 姿勢と現状に、刺激を受け、また身の引き締まる思いで拝聴しました。


■3班
今回講師である日本政府観光局の広瀬様からのご講義は、データに基づく非常に興味深いお話でした。観光先進国実現へのインバウンド戦略ということで、過去から現在に至る訪日観光客の動向や、モノからコトへの変化について、訪日外客の受入環境整備の問題など、今日本がインバウンドに向けて抱えている問題点などを教えてくださいました。
また、2020年のオリンピックに向けて訪日外国人旅行者を4000万人に伸ばし、消費を8兆円に上げるという新しい目標を掲げ、それを達成するにあたり私たち旅行業者にできることは何か、ということを改めて考えさせられた授業内容でした。「答えは地方にある」と広瀬様がおっしゃっていた言葉が印象に残っています。とても勉強になりました。ありがとうございました。


■4班
今回の講義は、日本政府観光局(JNTO)の広瀬様のお話でしたが、インバウンドの現状がどうなっているのか、また政府の取組や地方の取組がどうおこなわれいるのか、なかなか目の前の状況の全体像が分かりにくかったりする中、最新のデータも提示いただき、旅行業界全般、もっと言えば観光先進国を目指す日本自体の方向性を示唆していただけたのではと感じるものであった。
しかしながら一方で、急激なボリュームアップを続けた中国インバウンドの状況が停滞感を含みつつあったり、状況は刻一刻と変化しているのも事実であり、私たちも目に見える部分と見えない部分を精緻に把握し、素早くかつフレキシブルに対応していかなくてはならないことも痛感した。そういう意味からも最新データの入手と分析は必須である一方、直近のデータの一部だけに踊らされず、過去からの蓄積された傾向値も踏まえ、中期的なスパンでの具体的な取組を推進すべきであると感じた。非常に有意義な講義でした。ありがとうございました。


■5班
JNTOインバウンド戦略部 廣瀬正彦次長の『観光先進国実現へのインバウンド戦略』を受講しての感想

少子高齢化社会の到来に向けて、日本経済の先行き不安の中で、大きく増やせる数少ない可能性のある分野がインバウンドであると思われます。ツーリズム産業のみならず、日本全体が期待する分野を牽引するJNTOの最新のお話を聞く機会を得られたことは、大変に参考となりました。
お話の中で、日本の旅行業界の生産性が大変低いという事、更に業界の低賃金と労働時間の長さなど、業界が抱える問題にふれていただきました。生産性の低さの原因は、今後、解明して行かなければならない問題だと認識しました。もし、今後、機会が得られれば、JNTOと旅行会社との協業の在り方など、触れていただければありがたいと思いました。


■6班
今回のJNTO広瀬講師の講義を通じて
観光先進国実現に向けたインバウンドビジネスにおいて、政府が、何に注力していて、何を課題と考えているか、ポイントをリアルに感じ取ることができました。
自身の会社のインバウンドビジネスにおける今後の事業展開についても、何かヒントを得られたように感じています。
一方で、インバウンドビジネスのみならず、アウトバウンドビジネスに対する重要な視座をご指摘いただき、参加する受講生皆にとって有意義な場となったと思います。ありがとうございました。


講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
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日程

日程 2017年1月21日(土)
場所 JATA(日本旅行業協会) 研修室
講義 9:50 ~15:00
進行 佐野 有一