カリキュラム

Curriculum

2016年11月5日講義

■報告

講師:上山康博(株式会社百戦錬磨)

■日本のインバウンド政策と新ビジネスモデルの創造
民泊の広がりが意味するもの
2020年に向けた国の観光政策を分析。そこから見えてくる新しいビジネスモデルをコンシューマの動向と照らして考える。


受講後の感想文

■1班
今回の講義は、今話題の民泊についてのお話が伺えるということで、私自身期待していた。内容は、日本で報道されている違法民泊だけでなく、欧米での民泊のあり方などを含めた現状のお話と、日本における法整備の必要性の問題点、国民の意識、百戦錬磨社の取り組み等についてわかりやすくお話いただき、現実への理解が深まった。
グループディスカッションでは、これらの話を踏まえた上で、㈱百戦錬磨とのコラボの可能性を探るという、非常に具体的なテーマであったため、意見も出やすく、具体的に話がまとまりやすかったようである。
旅行産業経営塾の講義は、毎回限られた短い時間の中で、討議し、まとめ、発表するという作業は非常に難しいが、班メンバーや、他の班の意見を聞くたびにいろいろなことに気づき、学ぶことができる非常に貴重な時間である。


■2班
これまで民泊に対するイメージはヤミ民泊の横行によるグレーなものだと思っていたが、これがグレーでなくブラックであると断言されたことで、これまでの認識が間違いではなかったと再認識した。これを前提としたうえで現状において、そもそも旅館業法とは、国家戦略特別区域法(旅館業法適用除外)とは、簡易宿所とは、等から問題点の把握に至るまでご説明をいただいたことで理解が深まった。
今後の対策として、法令遵守や安心安全の取り組み、国を動かすような提言をされた㈱百銭錬磨の施策に驚かされると同時に、旅行業界として今後どんな取り組みをしたらよいのかを考える良い機会となった。
また「空中戦だけではなく地上戦も行う」というフレーズが気に入った。


■3班
合法民泊と闇民泊の違いについての説明がとてもわかりやすく、自分自身の認識を改める内容でした。
また、「株式会社百戦錬磨」さんの合法民泊にかける熱い思いとその実践力が伝わってくるプレゼンテーションで、とても興味深かったです。
普段の業務ではアウトバウンドを取り扱っているため、「民泊」という素材を使ったディスカッションからのプレゼンテーションはとても難しかったですが、毎回、講師の方をはじめ、塾生の方々のいろいろな視点や考え方に触れられ、良い刺激になっています。


■4班
(今回のテーマに関して)
民泊に対する正しい知識とその利活用について講義を受けた後、班毎にディスカッションを実施した。
民泊について様々な使いみち(=可能性)があることを知り、また、ディスカッションや他班の発表では、自分では考えつかなかったアイデアを聞くことができ、大いに参考になった(翌週月曜日には会社の関連部署メンバーに話をした)。
また、今回の講義を受け、現在抱えている課題に対して愚痴を言ったり嘆いたりするのではなく、どうすれば解決するかを考え、さらに、解決のための具体的行動を起こすことが重要であると、改めて気付かされた。

(旅行産業経営塾全般に関して)
旅行産業経営塾は、講義を聴いたり講義テーマに沿ったディスカッションを行うことにより、今まで自分では気付かなかったことを気付かせてくれる場である。また、今までの自分の考え・行動の甘さを知る良い機会でもある。
たまに、自分の業務や自社業務に直接関連の無いテーマもあるが、それをどう活かすかは自分次第!
様々な講義を聴き、また、塾生やOBの方とディスカッションすることにより、他のテーマとリンクする(ひらめく!)こともある。
ぜひ、「会社や上司に言われたから」ではなく、自らの意志で塾の門を叩いてほしいと思う。
特に、仕事をしていて「このままでいいのかな?」と思っているあなたにお勧め!


■5班
株式会社百戦練磨、代表取締役社長の上山康弘様の講義は、一言で申し上げれば大変、興味深い内容でした。民泊についての現状を大変わかりやすくご説明いただき今後、民泊とどのように係っていたらよいかという部分がクリヤになりました。
公認民泊を推進されるに当たってのご苦労されているお話も、新しい分野を切り開くご努力が良く理解できて、今後の参考にさせていただきたいと思いました。
また、OTAに関しても、将来性についてお話がありましたが、今迄のご経歴からのお話だけに説得力がありました。
今後の旅行業を考える上でも大変参考になるお話だったと思います。
百戦練磨という会社が、旅行業を変えて行く予感を感じました。
今後、弊社もコラボをして行きたいと思っております。
簡単ではありますが、感想とさせていただきます。


■6班
講師を担当された上山康博様が代表取締役社長を務める「株式会社百戦錬磨」のお名前は、今回の講義で初めて知りました。
「民泊」というと、違法の代名詞であり、旅行業法に則った旅行会社は手を出したくても、手を出せない領域・・・という貧しい認識しか持ちあわせておりませんでしたので、「民泊」を合法でやろうという上山様の試みに大変感銘を受けました。
また、Googleが本気を出せば、ここ数年で大躍進を遂げたOTAは一網打尽であるとの考え方に共感するとともに、「これから自分が何をすべきか」という指針に対して「Googleが手を出さないこと」という逆説的な捉え方も、全くその通りだと感じました。
旅行業界には著作権という考え方が存在しませんので、新しいことをマーケットに投入しても、翌年にはすぐに真似をされ、悔しい想いをしたことは、旅行業界で働いている以上、皆さん、一度は感じたことがあるでしょう。
それでも、「他人がやらないことを、一番にやること」がマーケットで勝ち続けていく為に必要なことであり、「合法で民泊をやろう」という発想も、上山様のその理念に基づいているものと思います。上山様のバイタリティにかなり触発された土曜日でした。


講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
講義風景  

日程

日程 2016年11月5日(土)
場所 JATA(日本旅行業協会) 研修室
講義 9:50 ~15:00
進行 高木 純一