カリキュラム

Curriculum

2017年6月24日 合宿

■ご案内

◆講義1
「海外旅行の量と質双方の拡大を志向する旅行企画の在り方とは」
北海道大学観光学 高等研究センター客員教授 小林 天心 講師
◆講義2
風の旅行社という専門特化型旅行会社の軌跡
原 優二 塾長

◆講義3
「コンサルティングエージェンシー」という名の旅行ビジネス
株式会社 ブルーム・アンド・グロウ 橋本 亮一 講師


【受講後の感想文】

■2班
橋本講師からは「7つの非常識」等、多くのワードを挙げて頂きましたが、OTAが増える現状の中、しっかりとしたプランニングとコンサルティングが出来ればお客様は付いてきてくれる。少数精鋭の専門旅行社に勤める私にとっても大変参考になるお話しであったと同時に、より知識を高めていきレベルアップを図っていかなくてはならないと痛感しました。

グループ討議では「対面販売の将来について」をテーマに話し合い、対面販売はこれからも必要と結論づけました。顔と顔を合わせ話しをすることにより担当者と信頼関係を構築でき、リピーターになって頂けるきっかけにもなります。相談料は予め明示し、しっかりと収受する。来客数は減るかもしれませんが、お客様の質は向上することが期待されます。

将来はロボットによる接客も出来るようになるのではと提案をしましたが、入塾者から「はたして感動を与えることが出来るか」との感想を頂き、旅行業は人を感動させたり喜ばせるのが仕事なんだよなということを改めて考えさせられました


■3班-1
【三班感想文:橋本講師「コンサルティングエージェンシー」という名の旅行ビジネス】
橋本講師のコンサルティングエージェンシーとしての活動は、お客様のために旅行会社としての提案を行い、その対価として手数料を頂く理想的なモデルである。旅行のプロとしてこのあるべき姿を追い求めていきたい。

グループワークでは「対面販売の将来」について討議をした。今の店頭の不振の原因は、OTAの台頭等があるが、大きな理由として、人材育成難等による旅行のプロとしての機能低下が大きいと推察する。

取り組むべき課題は大きいが、まずは専門性の強化、そして機能の再構築、ネットワーク(現地スタッフや添乗員のノウハウ)の活用、ITやネット環境の活用のよる効率化の推進、等により生き残りの道はあると思われる。

また、橋本講師のお話で、細かな情報交換について現地とお客様間でSkypeでやり取りを進められている事例があったが、これは今の店舗の中でも取り入れてよい事柄と感じた。
(現地・添乗員・専任スタッフ等が応対する形で、お客様満足にも繋がると思われます)
極めて厳しい市場環境ではあるものの、なんとか負のスパイラルから脱し、存在価値を改めて示していってほしい。


■3班-2
【三班感想文:小林講師「海外旅行の量と質双方の拡大を志向する旅行企画の在り方とは」】

小林教授の講義では、今後の旅行業が消費者の動機を発掘・喚起し、専門性を発揮することの重要性が指摘されました。周知のとおり、従来の旅行市場では、同一ないし類似商品の大量生産大量消費のすえ、価格競争に陥っていました。今後、旅行業が生き残るためには、消費者を引き付ける独自の価値提案が必要です。

グループディスカッションでは、「若い世代を海外に出すには?-出ない理由・出す方法―」というテーマについて、ターゲットを大学生に絞って議論しました。現代の大学生が海外に出ない理由として、現在の先行きの見えない社会において、彼(女)らは明確なメリットなしに時間や資金を投資しないのではないかという点に注目しました。これに対して、我々は「大学における単位認定型インターンシップ」を提案しました。大学と企業で共同し、今後の社会において海外のように異質な環境下で生き抜く(働く)力の重要性を認識させ、プログラムのOB・OGを組織化するなどして、海外インターンシップに動機づけます。小林教授が講評されたように、当初はキャリア形成など別の目的であっても、実際に身を置くことにより、新たな動機が生まれる可能性があると考えます。

現在、旅行業を優位にしていた「情報の非対称性」は、インターネットやスマートフォンといった情報技術の発達によって失われ、消費者は実に多様な旅行のニーズを持つようになっています。この事実は、旅行業にとって脅威になりえますが、機会でもあります。小林教授がおっしゃるように、今の消費者が、この世界のどのような要素に価値を見出すのか、常にアンテナをはることが重要であると改めて実感しました。


■5班
橋本講師「コンサルティングエージェンシー」という名の旅行ビジネス

「収益低下」→「効率化」→「品質低下」の負のスパイラルによって、取り残された店頭営業は、ほぼ絶滅危惧種であるという橋本講師の言葉に、日々感じてはいたものの、強い衝撃を受けました。地域の駅前の商圏がどんどん衰退し、郊外の大型ショッピングモールへの出店を拡大してきた近年、特に繁忙期においてはお客様を待たせずに、いかに効率よく回していくかが最優先され、提案レベルの質の低下によるお客様離れが起きています。

そのような現状の中、今回の講義とメンバー間での議論には多くの気づきがありました。「7つの非常識」としてBloom&Growで実践されているコンサルティング内容や、これからの個人旅行ビジネスの戦略キーワードなど、どのマーケットにおいても、改めて見直していく必要性を感じました。特に、予約制による事前のお客様ニーズのヒアリングと、そこからの準備の大切さといった点においては、知識の薄い若手社員でも専門性を高めてお客様に正対していく事ができ、大きなヒントをいただく事ができました。  


■6班
「海外旅行の量と質双方の拡大を志向する旅行企画の在り方とは」
今回の小林講師の授業では、常にアンテナを張って情報収集を心がけることが必要だと、改めて気づかされたと同時に、自分の不勉強さを痛感しました。
「視点を変える」という意味でも様々なメディアに触れ、感性を磨くことが重要であり、そしてその中から自身や、会社が磨くことのできる専門性、スペシャリティを追求していきたいと思いました。また、レジュメの中にもあった国連の2030年までの持続可能な開発の到達目標は、今後のビジネスの視点としてとても有益な情報でした。そして、これらの社会問題の解決に寄与できるツーリズムの大きな可能性を感じ、私自身も少しでも貢献できるように頑張らなくてはと感じました。

また、グループワークでは、「専門性を追及するには~どうすれば専門店になれるか~」をテーマに色々な要素を書き出してみましたが、「社会的に必要とされるもの」が専門性の追求するための要素として重要ではないかと結論付けたのですが、講義2の原塾長の「専門店を名乗ることが重要である」という言葉がとても響きました。グループ内の討論とは異なる視点でしたので、何かを考える際に視点を変えることは非常に重要であると改めて実感しました。なかなか、視点を変えるということは難しいと思いますが、日々色々な情報に触れ、様々な考え方を取り入れるということからトレーニングしていこうと思います。


◆集合写真  
講義風景
◆1日目 講義&グループ討論  
講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
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講義風景  
◆懇親会  
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◆2日目 講義&グループ討論  
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講義風景 講義風景
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講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
講義風景 講義風景
講義風景 講義風景

日程

日程 2017年6月24日(土)~25日(日)
場所 鬼怒川プラザホテル